私とジローくんは徒歩で学校へと向かった。私はジローくんの左側を歩いた。ジローくんは今日は起きていた。私はちらりとジローくんを見ると、ジローくんは真剣な表情をしていた




「ジローくん今日はどうしたの」
「んー・・ちょっとね」
「なにかあるの」
「さんはさ・・」
「なに?」
「好きな人とかっているの」




私は、「私?」と聞き返した。私はそんなことを考えたこともなかったけれど、でも、なんとなくジローくんの顔が浮かんだ。なんでだろう・・私は、「わ・・かんない、な」と苦笑いでいった




「あの・・さ、」
「ん?」
「俺ね、俺・・さんのこと、好きです!」




私は驚いた。思わず立ち止まってしまった。ジローくんは私をじーっと見ていた。さっきの私のように。そして、ドキドキした。体中が心臓になったような感じだった。泣きそうになった




「ごめ・・今、わかっちゃった」
「え?な、なにを・・」
「私の好きな人・・」




私はゆっくりと、「その人はね、明るくて優しくて真っ直ぐに気持ちを言ってきてね・・」といい始めた。ジローくんは俯いて聞いてくれていた。私は続けた




「私のことを好きって言ってくれたんだ」
「へ?」
「ジローくんが好きです・・」




私は耳まで真っ赤にしていいきった。ジローくんは一瞬きょとんとしたけれど、すぐに私を抱きしめた。私は、「じ、ジローくん・・ひ、人いるよ!」といった




「いいじゃん!見せ付けちゃえばさ」
「恥ずかしいよ・・」
「もう・・可愛Eーなあ!にしし」




私はジローくんに力いっぱい抱きしめられた。ジローくんは私を覆いかぶさるように抱きしめて、頬に軽くキスをした





青春デリバリー #10(20060816)(happy end)