すっかり元気になって、1週間が経った。特に変わったこともなくて、周助くんとは仲良くしている。周助くんは優しい。私は今日も変わらずに部活が終わるのを待つことにした 「今日も・・待ってるね」 「わかった。・・ああ、そうだ」 私は、「なに」といった。周助くんは少しすまなそうにして、「今度、遊びに行こうっていってたじゃない?」といった。この前約束したことをいっているのだと思い、「うん・・どうしたの」といった 「他校との練習試合が急に入っちゃってね」 「そっか・・残念だね」 本当に楽しみにしていたのだけれど・・仕方がないのだから、今度遊べる日を楽しみに待とう。周助くんの迷惑にはなりたくないから・・。周助くんは少し悩んで、「・・我が儘いっていいかな」といった。私は周助くんが我が儘を言うことはないから、驚いたけれどしっかり聞くことにした 「マネージャーになってほしいんだ」 「わ・・私が?」 「そう」 私はさっき以上に驚いた。まさかこんなことを頼まれるとは思わなかった。けれど、周助くんのあまりない頼み・・私でいいのならば、引き受けたい。周助くんは、「僕が部活の時間でものことを見ていられるから・・とでも言っておこうか」といった 「私は・・私がやっていいのならば、いい・・かな」 「本当?」 「う・・うん」 私が頷くと周助くんは笑った。周助くんは、「よかった・・断られなくて」といった。わ・・可愛い。男の子に可愛いはどうかと思うけれど、本当に可愛い。周助くんが笑ってくれた。私は心臓がどきどきした。周助くんは、「じゃあ手塚にいいにいこうか」といって、私の手をとって歩き出した |