その瞳は男を捕らえた。すぐさま背後へと移動し、首にクナイをつきつけてスッとひいた。男の首からは生々しい赤が流れ出し、地面へポタリと垂れた。クナイについた赤を拭った 「フン、・・あっけない」 男を見下ろしていると、後ろから何本も飛び道具が飛んできた。それらを瞬時に避けると、何人ものお面を被った奴らが現れた。その内の数名が私の方に走ってきた。私は走ってきた数名の腹部を切りつけた 「う・・嘘、だ・・ぐっ」 私は倒れて呻いている奴に止めを刺した。しかしすぐさま背後からクナイが飛んできた。私が避けると、後ろで爆発が起こった。起爆札つきだったらしい。私はそれを気にすることなく、木の陰に隠れている奴らの首を刎ねた。私に赤が降り注いだ 「さようなら・・」 私は刀をゆっくりと抜きながら、木の陰から出た。私は素早くチャクラを手に集中させた。水這いの術・・チャクラはわずかな水を伝わり、やがて人を捕らえた。敵まで200m弱と推定した。私はゆっくりと歌い始めた 「かーごめ、かごめ、・・・」 私は歌いながら、敵に近づいた。敵も一層警戒心を強めたらしく、一歩一歩退いた。私はそれでも近づいた。かさ、かさ、と歩くたびに草が鳴った。私が敵の目の前まできた 「・・後ろの正面誰でしょう」 私はお面の下でにこりと笑い、影分身が刀で後ろから頭を刺した。敵はどさりと倒れた。私は刀についた赤を拭った。月が冷たく笑っていた |