今日は珍しく、午前授業だったのです。(なんでも、先生達の会議があるとかどうとか・・・) (ま、なんでもいいんだけど!)むちゃくちゃ嬉しかったのだ。 久しぶりに、と買い物に行けるから。(最近は、どっちかの家でしか遊んでなかったから、ね!) (色々欲しかったものもあったし、今日はめちゃめちゃはっぴーでーだよ!) だから、私とはホームルームが終わると早々と教室を出た。 (先生が何か叫んでいたような気がするけれど、私達は無視し、振り返らずに玄関へと向かったのです)でも、は運動神経抜群なのに私は運動音痴でについていくのも精一杯だった。「ま、待ってよ!」 「何こんなんでヘバってるのよ!先に行っちゃうからね!」 「え、ちょ」という具合に、に置いていかれてしまった。(あ、ちょ・・・待ってくれてもいいじゃないか!) (め・・・私が苦手なのを知っていてあーいうことをするのね) 私は早く早く、と頑張って走っていたのですが、やっぱり、すっごく遅くなってしまっていたようです。 の息はもう整っていました。 「はい、お疲れー」 「え、・・・ちょ、ごめ」 「いいよいいよ、にしては結構早かったからさ」 「・・・ど、どれくら」 「うーん・・・え、7分くらい?」 「そ、そう」 私は息が整っていなかったんだけれど、は「止まってるより、少しずつ歩いたほうがいいよ」っていうから、についていくようにして歩いた。 (あ、あれ・・・ちょっと早くないですか、!)(ま、待って・・・!) 「えーどこからいこっか」 「私はどこでもいいよ」 「はなにが欲しいんだっけ」 「・・・色々?」 「聞かないで!」 「ま、が行ったところで欲しいものがあったら買うよ」 「そーなの?」 「そう」 ってさ、とってもクールな性格だよなーって思う。 た、たんぱく?って言うの?なんか、さっぱりしてる感じ! (でも、またそこがいいところなんだよね!)(冷たい、とかじゃなくってさ!) 「じゃ、じゃあさ!」私はの腕を掴み引っ張りながら、オススメの店へと向かった。 (それにしても、の腕細いなー)(私より背が高いし、ぼんきゅっぼんなくせに体重軽いしさ!) (神様はみんな公平にしたらしいけれど、不公平よ!) あ、あったあった!「、あったよあった!」「え、ここ?」「そうそう!」 「ふーん(ってたまにわからない趣味するのよねー)」「ね、入ろ?」「いいけど」 、気に入ってくれたかな?気に入ってくれるといいなーふふん(いやー紹介してよかったなー!) ちゃりんちゃりん、「いらっしゃいませー」 ここの店は外はただの質素な文房具屋、しかし中は可愛い雑貨やシンプルな雑貨がたくさんな雑貨屋なのです!(あれ、日本語が・・・!) 「あー中はこんな感じなのね」 「うんうん」 「ふーん」 うんうん、もわかってくれたみたいだな!(やったやったやったー!) 「じゃ、私は色々見てるねー!店の中、狭いからすぐ見つかるよね!じゃねー」にそう告げ、店の中を見て回ろうと後ろを振り返った。 そうしたら、「ふびゃっ」「あ、ご、ごめんなさいっ」誰かにぶつかってしまった。 鼻を擦りながら上を見上げると、「ご、ごめんなさい!だ、大丈夫ですか?」と、少し小さめの・・・少年? いや、少年ではないだろう。ま、男子であろう、男がいたのだ。 (なんか、すっごい気弱そうな男に見えた・・・よ)「は、はひ・・・らいじょーぶれす」 (訳:はい・・・大丈夫です) 流石に店の中では休めないので、少し出ようとふらふらとよろけながらドアを開けたら、「うぎゃっ」「おっと、」 またぶつかりました。(あれ、金・・・髪?)「大丈夫か?!」 「な、なんとか・・・大丈夫れす」少し上を見上げると、 「い、いや・・・大丈夫には見えねーけど」 「いえいえ本当、大丈夫です!」 「そうか?」 「はい」 「それ以上鼻潰さないようにしろよ(にこーっ)」 金髪のむちゃくちゃかっこいい大人の男って感じの人がいました。 (しかも、笑顔がめちゃめちゃ可愛い!ギャップがすごいいいな!) 「潰しませんよー」っていうと、「いや、俺にぶつかる前にも一人、ぶつかってただろ。本当気をつけろよ(にかーっ)」って! ちょっとキュンッてきちゃったよ!(ちょっと侮辱された感じもしたけれど、かっこいいな!) 笑顔にキュンッてきちゃった!(どうしよう!多分、年がものっそい離れてると思うんだけど!) 「あ、あの!」「ん?」「お名前は・・・」「あー通りすがりの通行人Aにしとけ!」 「え、えー?!」こ、この人・・・!(なんなんだろう、この人は!) (っていうか、この人日本人じゃないよね?)(外国人・・・かな)「あの!」 「なんだって、だから」「また、会えますか?」「またここに来いよ!」「!はい!」 どうやらまた会ってくれるらしい。ああ、鼓動がトクントクンと普段の倍の速さで動いている。 これが、恋なんでしょうか! この恋が始まる瞬間を (私は感じてしまったのだ!)(そう、心臓は静まってくれないし、体が熱いんです!) |