いやー・・・それにしても、春なのに、まあ・・・正確に言えば、子どもの日なわけですけれども?
めっちゃ、暑い!有り得ないから・・・東京がこんなに暑いんだったら、沖縄とかどうなっちゃうんだよ!って話ですよ
(まったく、暑すぎて困っちゃうわ)「あー・・・あちぃ」「ー女の子なんだから、足閉じて!ほら、服もあまりぱたぱたしない!
これ、うちわあげるから!」そういって、お母さんみたいなことをするのが、ジローだ
(私は「ふぁーい」といって、大人しくジローのいうとおりにするのだ)
ちなみに、今日は子どもの日、・・・ゴールデンウィークの最後のほうの休日だ
(私は暑いから、ミニスカとタンクトップっていう、格好なんですよ!)
あーあー・・・あちぃ!アイス食べたいなーかき氷もさっぱりするよなあ・・・あ、氷でも食べてるか?
いや、お腹壊したら嫌だしなあ・・・と、ふとジローをみると、ジローの左手にはアイス(通称がりがり君)があった
「じ、ジロー・・・」「なにー?」「がりがり君、ちょーだい」「えー俺の!」
「いいじゃん、ひとくち!」ジローは渋々私に差し出した。やったね!
私は、少し溶けかけていて柔らかめになっているがりがり君をひとくちがぶっとかぶりついて、ジローに返した(はあー・・・やっぱり、暑いときはがりがりくんだね!)
「うーん・・・んまい!」「そうじゃなきゃ、あげた意味ないじゃん」「そりゃそーだ」
また、ジローはがりがり君の残りを食べ始めた(あー・・・いいなあ、私ももっと食べたくなってきちゃった)
うーん・・・こんな暑い中、じっとしてても始まらないし、コンビニまで行きますか! 「ジロー!コンビニ行くけど・・・チャリ、こいで?」 「Aー!なんで、俺が?!」 「なんとなく」 「横暴すぎだC!」 「・・・じゃあ、こがなきゃついてきてくれるんだ?」 「は?」 「私の後ろに、乗ってよ!」 というわけで、私の後ろにジローが乗っています (っていうか、ジロー軽すぎ!ちょっとショックなんだけど!) 「ジローしっかり掴まってよね!」「おっけー」 出発、そういって私はコンビニまで向かった(ああ、こんなほのぼのしてるのなんて、久しぶり・・・!) ジローはなんの戸惑いもなく、私の胸の下のところに手を回した「ちょ、戸惑いもないんですか」 「だって、今更でしょ」「ま、そーだけど!」そう、私とジローはそういう関係だ。 別にエロいことを考えるわけでもなく、ただただ、家族みたいな感じで繋がってるのだ (時に、家族以上のこともあるけれど、やっぱり、家族みたい・・・が一番合っているのだ) だから、普通に下着とか見られても何も思わないし・・・あ、私がおかしいのか。 とまあ、なにかと平気なのだ「ジローってさあ」「なに」「好きな子とかいるわけ?」 こういう話題は、あまりしなかった。多分、意識的に・・・避けていたんだと思う 「あー・・・いるねえ」「まじで?誰!」「・・・だれでしょー」 ジローは時に意地悪でSで、私を苛める「けち」「なんとでもいってください」 ・・・あ、そういえば・・・「ジロー、今日ってさ」「あーやっと気づいたの?」 「まじ、ごめんね!アイスおごる!ゆるして」「・・・じゃあ、そこの急な坂でさ・・・こう叫んでよ」ごにょごにょと私に喋って、にししと笑った (ちょ、・・・恥ずかしいって!やっぱ、この子Sなんだわ!)「え、まじで?」 「言わないと許さないよ?」「・・・はい」私たちは、坂をくだりはじめた 「ジロー!たんじょーび、おめっとさーーーん!」 「ありがとー」 「ジロー!私も、大好きだよーーー!」 「俺も、のこと大好きーーー!」 |