やべえ。何がやばいっていったら、勿論、課題になっていた英語だ。全然わかんねえのに、こんなに課題出されても困るっての。に手伝ってもらってる。俺が頼んだら、1週間りんごジュースを奢るってので引き受けてくれた。色々場所を考えたが、俺のうちですることになった。向かい合わせに座って、俺は教えてもらっていた。


「・・で、be動詞とingを一緒に使うと現在進行形。わかった?」
「ほー・・ってことは、」


流石、は英語が得意なだけある。教え方が上手だ。よくわかる。俺が、「これは?なんで・・」とわからないところを聞くと、は向こう側から、手を伸ばした。の細い腕は俺のノートまで伸びて、スラスラと筆跡を残した。


「だから、これはさっきのを利用して・・」
「ああ・・、っ・・」
「ん、なに?どうかした?」


チラリと見えた、ピンクの下着。暑くて、第2ボタンまで開けてあるYシャツの隙間から、チラリと見えた。・・えっと、その・・まあ、透けて見えてたりはしてたんだけど、な・・生(っていうの?)は初めてで、少し戸惑った。俺はなんでもない、といった。平静を装ってはいるけれどはっきりいって、有り得ないくらいドキドキしている。


「その・・」
「だから、さっきからなんなのさ」
「あー・・悪い!」


なにがよ!なんて、言ってるけれど、聞いたらすごく気まずい雰囲気になることは目に見えている。俺はとりあえず、謝った。



この心、制御不能