「・・〜♪」 この前買ったばかりのシャツワンピに、今年流行の柄タイツ(ちなみに私はチェックだったり!)、さっき外に出てみたら少し肌寒かったからストール巻いて、お気に入りのブーツを履いて、今年は新しいのが欲しいなぁなんて思っちゃったりして、「いってきまーす」今日は友達と買い物! 少し鼻歌なんか歌っちゃったりしながら、待ち合わせ場所に着いた。時間を見るとまだ待ち合わせの時間には10分あった。友達はまだいない。(そういえば、アイツ時間きっちりに来るんだっけ・・・)私が遅刻するよりいいか、と思い直し、暇だからケータイをいじった。(はやく、来ないかなぁ)(待ち遠しい!) すると、俯いていた私の頭の上から、「、?」声がした。(・・・え、?)聞き覚えのある声にドキッとして、いやいや、まさかこんなところに・・・なんて思いながら頭を上げると、「こ、こんなとこでなにしてんだよ」私服の宍戸がいた。(え、え、なんでここに・・?!)(てゆーか私服?!) 「友達と買い物する約束してて・・・ここで待ち合わせ」 「ふーん」 「うわ、興味なさそう!そういう宍戸はどうして?」 「暇だったから適当にぶらついてただけだ」 「そっか」 にしても、遅いな・・・。いつもだったら来るのにさ。そんなことを思っていたら、メールがきた。≪ごめん!今日行けなくなっちゃった(/ω\)どんまい!今日は楽しんでね(*´д`*)じゃ!ノシ≫・・・ええー?!楽しみにしてたのに!宍戸をみたら、「どうした?」って!ああー!もう、余計なことしてくれちゃってさ。いや、いけなくなったことは仕方ないんだけど。 「あー・・・来れなくなった、って」 「・・・そーか」 「どうしよ・・・」 ひとりってつまんないしなー・・・。ま、仕方ないか、と思ってひとりで行こうとしたら、宍戸が口を開いた。 「あ、あのよ・・・」 「ん?」 「暇になったんなら、」 「なに?」 「一緒に、出かけねえ?」 |